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病み上がりハイキング     2011.6.4

「雨中のハーフマラソン」から戻り、先週は風邪でダウン。数日、寝込んでしまった。
元々体調が下り坂だったこと、バイクでの往復で体を冷やしてしまったのも悪かったのだろう。
火曜日の午後から熱っぽくなり、木曜日は病欠、金曜日も朝は熱が39℃近くになり早退した。
こんなことは年に1度くらいだが、薬を飲んで、とにかく寝ていた。何時間でも眠れる。

そんな状態だったが、土曜日には前から申し込んでいたイベントがあった。
「裸足ランニング・ミニマリストパーティ」
2月初め、ペンギンさんに誘われて参加した裸足ランニングの講習会からの流れ。
私は、決して自然派(ナチュラリスト)でも、流行り物好きでもないが、去年「Born To Run」を読んで以来、裸足ランニングには関心があったし、 省エネ走りの参考になりそうな気もした。
講師の「裸足王子」吉野さんは、とても感じのよい好青年で、さっそく話題の五本指シューズ「ビブラム・ファイブ・フィンガーズ」もゲットしていた。

今回のイベントは、裸足ランニングの愛好者?あるいは関心のある人が集まって、トレールランを楽しんだ後温泉につかってパーティしようという企画。
トレールランの世界を垣間見てみたいという興味もあった。

しかし、直前になって、この体調である。
さすがに参加は無理とあきらめていたが、金曜の夜に汗がどっと出て、体温も急降下。
翌朝はひさしぶりに気持ち良く目覚め、外は最高の天気である。
初心者は走らずゆっくり歩いてハイキングでもOK、ということもあって、意を決して集合場所の「武蔵五日市駅」に向かった。

道中の電車では眠りこけていたが、駅に着いてみると、10日ほど前に梅雨入りして以来の好天、山の緑もみずみずしく輝いている。
改札口の外には一見してそれとわかる人達が集まっており、さっそく係りの人に名前を告げる。
しばらくして、ラン友の而今さんも到着、我々はもっともスローペースのDグループに入り、自己紹介。

みんなで、市街地を抜け、ハイキングルートに入る。
走りを交えて先を急ぐA、B、Cグループの人達を見送り、のんびりと登り始める。
文字通りハイキングなのだが、考えてみたら、何十年振りだろう、山登りなんて。
なんだか、懐かしい気分。

しかし、スローペースのグループとはいえ、裸足ランニングの人達だから、もちろん裸足の人もいるし、 たまたま故障のせいで今回は「歩き」という人もいて、みんなすたすた歩く。
しだいに勾配も急になり、ひたすら上るばかりなので、私ひとり遅れがちになる。
1時間ほど歩いて「金毘羅公園」で小休止したが、このままみんなについていけるのか、不安になった。
風邪の影響で、体力が落ちているのかもしれない。力が湧いてこない。
スタッフの加来さんが、しんがりをとぼとぼ歩く私についてくれる。申し訳ない。

地図を見ると全行程の1/5にも届いていない。
いまさら引き返せないし、「ゆっくり行きます」とお願いして、再び歩き始める。
ところが、しばらくするとなだらかな上りと下りが続く尾根道にかわり、視界も開けてずっとラクになる。
これなら付いていける。
木陰が多く、さわやかな風が吹いて気持ちがいい。空気がおいしい。
フカフカの地面が続く場所もあり、靴を脱いで裸足になる人もいる。

時々、ハイキングを楽しむ人たちとすれ違ったり、追い抜いたりする。
「こんにちは〜」と声をかけあう。ちょっと気恥ずかしいけど、悪くない。
中には自転車を押している人もいる。10台くらいはいたかもしれない。
バイシクル・トライアル用の自転車? マウンテンバイク?
昔、バイクのトライアルをやっていたことがあるので、この程度の道なら充分走れると思ったけれど、自転車だと上りが大変そうだ。

途中、眺めの良い開けた場所で、2度目の休憩。
買ってきたおにぎりを2個食べる。おいしい。幸せな気分。
私や而今さんを含め、3人のスモーカーだけその場に残って、一服。

ここでDグループのさらに最後尾の集団になってしまったが、焦らず、トコトコ歩いていく。
30分くらい進んだところで、視界が開け、先行する人たちの姿が見える。
たどり着いたら、主催者である「裸足王子」吉野さんがひとり待っていてくれた。

左の道を登れば500mほどで日の出山、右の道を3kmほど下ればきょうのゴール「つるつる温泉」。
Aグループは日の出山、御岳山、さらに大岳山まで行って戻るらしい。
Bグループは日の出山、御岳山。
Cと我々3人を除くDグループの人たちは日の出山頂に進んだようだ。
スモーカー3人は、「我々が先頭だぁ」と言いながら、迷わず最短距離の右の道を選ぶ。

あとは下り、1時間くらいの道のりらしいが、結構な急坂で、この道を逆に登ってくるのは大変そうだなぁと思う。
そのうち、下りは走るCグループの人たちに追い越される。
みんな小走りに下っていく。
たしかに、歩くより、この方が自然かもしれない。
彼らを真似て、時々チョコチョコ走ってみたりしているうちに、突然舗装道路が見えてくる。
山道はここで終わり。
数百m上って、目的地の「つるつる温泉」到着。

到着した人から受付を済ませ、待望の温泉につかる。
「つるつる温泉」という名前のとおり、無色透明だが触るとつるつるする。
しばらく浸かって、脱衣室へ戻る。
ところが、ここで、状況が急変。突然立ちくらみがして、洗面台の前に突っ伏してしまう。
こんなことは初めて。
吐き気が襲ってくるし、目の前の鏡を見ると顔面が真っ青。
頭に水をかけながら10分くらいうずくまっているうちにようやく少しラクになってきたので、着替えを始める。
それでも立っていられないので、床に座り込んで、体を拭く。
やれやれ、ようやく血の気が戻ってきた。

その後、畳敷きの休憩室で横になったりして体調を整え、全員集合して食事会場へ。
もう大丈夫。

野菜づくしのフルコース。
体調が戻ると食欲も湧いてきて、箸が進む。
途中、協賛スポンサーからのプレゼントの抽選会。
50名弱の参加者に対して商品が40点以上なのでほぼ空クジ無しなのだが、とにかく私はクジ運がない。
最後に残ったのが、もっとも高価な「NEWTONのシューズ」。
私のお気に入りシューズですでに2足も持っているから、当選しても・・・と思っていたら、
なんと最後の最後に私の番号札がコールされた!
困ったなぁ、と思ったが、他の人にもこのシューズの良さを知ってもらえればと思い、思わず「譲ります!」と叫んでしまう。
後で考えればもったいないことをしたなぁ、という気もしたが、ま、これで良かったのでしょう。

この後はもう、ありがちな「飲め飲め」状態。
下戸の私には苦手な世界。
走った後の一杯の楽しみはわかるけど、酔っ払うまで飲むのはどんなもんでしょう。
それは解散した後の各自の楽しみにしてもらいたいというのが正直な気持ち。

こうして、いろいろあった病み上がりのハイキングは終わり。
バスで「武蔵五日市駅」まで戻り、4回乗り換えて、10時頃帰宅。

トレールランニングの世界に踏み込む気にはならなかったが、天気に恵まれ、久しぶりの山歩きはとても気分が良かった。
裸足ランニングはともかく、5フィンガーズを履いて なだらかな山道をのんびり歩くのは楽しいかもしれない。
吉野さんを初め、スタッフの皆さん、ほんとうにご苦労様でした。
間違いなく、ランニングの世界が少し広がりました。

さぁ、体調を戻して、 いつものように走り始めよう。

   
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