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 【闘病記】入院はウルトラマラソンに近いかも!?(後編)  2011.05.12
【前編】 【中編】と少しずつ反響が増えてきて嬉しくなり、勢いで後編もまとめました♪
以下、入院中に書き留めていた終盤戦の日記です。
※まだ痛みと薬の影響が抜けきらず、若干、本来の自分を見失っていますが(笑)・・・ご容赦ください。
「痔を明るい病に♪」もテーマの一つですので、いろんな人に読んでいただけるのは本当に嬉しいことです。良かったら・・・手術を考えている方に、痔を抱えながら走っている多く(?)のランナーに、ご紹介いただけると幸いです。

■入院九日目、記す 2011年05月04日11:55

入院九日目にして、病衣に内ポケットがあることを知った。
そして昨日は、パット(尻あて)に表裏があることを知った。

病衣も、パットも何も変わっていない。
氣付いたのは、心に余裕が出てきたからか…

入院中、いろいろと記録を付けてきた。
排便回数、服用薬、睡眠時間…
読み返すと、一本調子というわけではないが、確実に回復してきていることが分かる。
苦しい時も、きちんと記しておいて良かった。

振り返ると…入院中、普段は当たり前として受け流しているものを意識することが多かった。
痛みのない生活、恐怖のない排便…これらは空気のようなもので、普段の生活では、特別に意識はしない。

今の時代、食事や風呂も、その一種かもしれない。

不自由な状態を通し、少なからず感謝の念を抱くことによってしか、確かな存在を感じとれないのかもしれない。

病衣の内ポケットも、パットの表裏も。
「綺麗な状態は有り難い」 そう思えたから、見えてきたのだろう・・・そのように思いたい。


間もなく退院。

来週からは働ける。
2週間後からは軽く走ることもできる。

きっと違ったものが見えるだろう!!

追記:人間、時が経つと忘れていく。だから“この日”も記しておこう・・・そう思いました。

■入院十日目、決める! 2011年05月05日10:13

明日の退院を控え、今日は卒業検定だった。
傷は回復しているか、ちゃんと便は出せているか…
卒検に受からないと、1日、2日…と退院が遅れることになる。

遅れた先輩も何人か見てきた。
しかし、昨日、その先輩達も全員退院が決定、今日から私が最年長となった。

次は俺の番…
そう考えると、2日前まで順調だった便が全く出なくなった。

昨夜は精神的に随分追い詰められた。

点がとれないFWのようで、
『こぼれ球でも何でもいいから、とにかく1点』 そんな心境だった。

1時、3時、5時、7時…何度もゴールを狙うが、かすりともしない。

診察は9時、あと2時間…本当に焦った

8時に朝食を食べ、最後のフリーキックに全てをかけた。

渾身の力を込めてシュート。。。  えいっ!

…が、惜しくもゴールポスト。

「あああぁぁぁ〜〜〜」

それでもあきらめない。8時55分、最後のボール。

えいっ、バナナシュート!!!!!

「決まったぁぁぁ〜〜〜」  (←実話です)

こうして、明日の退院が正式に決まった。

本当に、本当に嬉しい♪♪♪♪♪

追記:この日もKAZY!さん達がTwitter上で「バナナシュート」に反応してくれました。その後もサッカーネタが続き、「ハットトリック!」と発言したところ、サッカーファンの女性からフォローが入りました。数日後にいなくなっていたのは、ホントのことに気付いたからか・・・いまだに謎です(笑)

■入院十一日目、有難う 2011年05月06日11:35

10時前、予定通り退院し、ホッと一息。

しかし、痔の手術は退院で終わりではない。

「退院が折り返し」と先生や看護婦さんは言う。

まだ思うように排便も出来ないし、痛みで夜中に目も覚める。

しかし、悲愴感はない。

数日前に書いたように…不自由を経験できる機会は滅多にない!そう思えるからだ。

この機会を最大限に味わい、そして糧とする!

そう考えると…半分終わってしまったことが残念に思えてきたりもする。

入院中、小江戸大江戸の前半90kmを一緒に走らせてもらえたトランスエゾ経験者2人組との会話を思い出した。

私  「このペースだと何時間くらいでゴールできるんですか?」

Oさん「さぁ後半は落ちるからね」

Nさん「せっかく来たんだから、時間は気にせず、たっぷり楽しめばいいのよ」

昨日、同じような質問をしている後輩がいた。

「何日くらいで痛みとれますか?」

「痛みは退院後1週間、普通に動けるのは2週間後からかな」

看護婦さんは明快に答えていたが、私は心の中でこう呟いた。

たっぷり楽しみましょう。せっかく切ったんだから♪

〜The End〜


以上が入院時にベッドの上で苦しみながら(味わいながら)書き留めた日記です。
そして、5/9(月)から職場に復帰しました。まだ集中力に乏しく、今週はひたすら単純作業をやらせてもらっています。
職場の皆さんに本当に感謝です。また、入院中、退院後と・・・複数の方に助けれられ、そして励ましていただきました。
おかげさまで、「良い経験だった」 と心から思えるようになってきました。
痔で悩んでいる人、手術を受ける人に言いたいことがあります。
「恥ずかしがらずオープンにしたほうがいいですよ。きっとその方が自分も楽だし、周りにも楽しんでもらえるはずですから♪」
自分も楽しみ、人も楽しませる・・・そのあたりが、私自身「入院もウルトラマラソンに近いかな!?」と感じた点でもあります。

最後になりますが、私の闘い(楽しみ)もまだ終わったわけでありません。
まだ痛みがありますし、お酒も飲めません。まだ数日は走ることも出来ません。随分と筋力が衰えてきたような気もします。
しかし、出来ないこと、なくしたものを追い求めても仕方ありません。
6/5(日)には「OSJ奥久慈トレイル」という大会にエントリーしています。
初のトレイルレースですが・・・「有るもので勝負しよう!」 そう思っています。

これでホントに“ジ・エンド”です。ありがとうございました。

   
TEAN旅籠屋